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アトピー性皮膚炎~ステロイド治療の問題点~

2011.11.16

 アトピー性皮膚炎(以下、アトピーと記載します)の理想的な治療法はプレバイオティク・イヌリン食物繊維であるということを前回述べました。しかしながら、プレバイオティク・イヌリン食物繊維がなぜ理想的なアトピー対策となるのか? まずは、医療現場における現在のアトピー治療についてみていきたいと思います。特に、アトピー患者さんの多くが、ステロイドを用いた薬物治療に対する疑問を抱いていて、脱ステロイドを望む方が急激に増えている背景がございますので。
 現在、病院や医院などの多くの医師がアトピー治療の手引きとして用いているのが、日本皮膚科学会がまとめた「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」という指針です。また、厚生労働省からも、特に個人開業医師向けに作成した指針もございます。医師達は、この手引書を参考に、患者さんの治療にあたっています。そこで、この手引書に書かれているアトピーの治療方法に沿って、主に薬物療法を中心に述べたいと思います。
 まず、アトピーの薬物療法には、クリームや軟膏を用いた外用療法と薬を飲むという内服による全身療法の2つの分かれます。アトピーは主に皮膚科領域の病気ですので、外用療法が第一選択として用いられます。全身療法は、外用療法で効かなかった場合、あるいは痒みが非常に強い場合に第二選択として用いられます。
 最初に、外用療法についてです。外用療法では第一選択としてステロイド外用剤を用いることになっています。ステロイド剤とは合成副腎皮質ホルモン剤のことをいいます。ステロイドには、炎症を抑える抗炎症作用と免疫能力を抑える抗免疫作用を有しています。これにより、アトピー性の湿疹や皮疹に有効であるとされています。抗免疫作用についてですが、既に他の日記で述べましたように、アトピーでは悪玉菌の腸内細菌によって免疫力が過剰な状態となっていますので、その免疫力を抑制してやればアトピーは改善されるとの原理によるものです。ステロイド剤には多くの種類の薬剤がございます。そこで、指針では、ステロイド剤の強さによって、ステロイド剤を5つのグループに分け、アトピー症状の重症度に応じてステロイド剤を使い分けるよう指導しています。しかしながら、この手引書で問題なのは、ステロイド剤の副作用について、詳細に記載されていないところにあります。医療関係者はステロイド剤の効力しかみていないといっても過言ではないでしょう。一方、アトピーの患者さんは、自らステロイド剤を使用した実感から副作用で悩まされている、ここに患者さんの脱ステロイド感が生じているものと思われます。
 ステロイド剤は外用剤であっても、長期の使用によって全身投与時と同じ副作用が発現しますので、非常に注意が必要です。主な副作用は、副腎や脳下垂体機能の抑制不全、皮膚の細菌や真菌による感染症、またステロイド皮膚とよばれ皮膚の諸症状(皮膚の萎縮、線条、血管拡張、紫斑)、皮膚炎、丘疹、白内障、緑内障、糖尿病、骨粗しょう症、腎不全、肝機能障害、血栓症などなどで、局所的あるいは全身的な非常に多くの副作用が発現します。特に、アトピー症状と同じ皮膚での副作用が発現しますので、何のための治療だか非常に疑問です。それどころか、ステロイド剤によって、アトピー症状が治療以前に比べよりひどくなった患者さんも多くおられます。あらためて、ステロイド剤を用いたアトピー治療について考える必要がございます。また、タクロリムスの外用剤ですが、これはリンパ腫や皮膚がんの発生が報告されていますので、アトピー治療には危険な薬剤です。この薬剤を使わなくなった医師も多くなったと聞いていますが、もし使用されている患者さんがおられましたなら、担当医とよく相談なされた方がよいです。
 アトピー治療における全身療法ですが、ステロイド剤の全身投与は外用剤以上に副作用が深刻です。サイクロスポリンを用いた全身的な免疫抑制は、その効果が強すぎて、副作用として感染症が発生します。結核菌の保菌者は結核病が発現しますし、B型肝炎ウィルスのキャリアーはB型肝炎が発症し非常に危険です。その他、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤は眠気を誘導しますので、日常的生活に影響します。
 以上、アトピーの医療現場における薬物療法の現状について述べてみました。何れの薬物療法においても、その薬理的作用からアトピーに対する根本治療ではなく対照療法であること、また重大な副作用発現があることから、現在のアトピー治療法は理想的な治療法ではないということができます。また、アトピーのステロイド剤による治療ですが、もともと、ステロイド剤は頓用使用(必要に応じてその都度、使用すること)を目的として製薬会社が開発したものであり、長期連用使用する目的で開発された薬剤ではないのです。したがって、アトピーのような慢性的な病気にステロイド剤を使用することに、そもそも無理があるのです。ステロイド剤は抗炎症薬としては効果の切れ味がよい優れた医薬品ですが、それも頓用に限るのです。次回は、プレバイオティク・イヌリン食物繊維についてお話したいと思います。

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