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便秘~便秘の定義と便秘の種類~

2011.12.01

 みなさんよくご存知のように、便秘気味あるいは慢性的な便秘はアトピー性皮膚炎を悪化させることがよく知られています。また、もともと便秘は肉食中心の欧米人に多くみられ、その一方で穀物や野菜中心の食習慣であった日本人においてはほとんど便秘を訴える人は少なかったのですが、近代に至り日本人においても非常に便秘が多くみられるようになりました。その原因には、近代日本人における食生活の欧米化が指摘されています。では、便秘とはどのようなものなのかその概略をお話したいと思います。
 便秘とは、便の排泄が困難になっている消化器の状態のことをいい、病気の症状のことをいいます。すなわち、便秘は病気の名称ではなく症状となります。では、便秘という症状はどのようなものかについてですが、一般的には排便の無い期間の長さ、排便の困難さ、残便感、腹部膨満感(お腹がはる)、口腔からの悪臭などがいわれています。日本内科学会における便秘の定義は、「3日以上排便が無い状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」となっていますが、日本においては便秘の明確な定義はございません。そこで、世界的に提唱されている機能性消化器疾患の国際的部会(Rome III、イタリアのローマで開催される国際医学会議)によって決定された便秘の定義についてみてみますと、「排便回数が週3回未満、硬便(硬い便)が排便時の25%(4回に1回以上は硬い便)、用指的排便(指や綿棒などを用いて強制的に排便させる行為)が25%以上、残便感、怒責あるいは閉塞感が排便時にみられその頻度が25%以上」の症状が機能性便秘(慢性便秘とも呼ばれる)という疾患名の診断基準となっています。このRome IIIの基準では、過敏性腸症候群による便秘は除外されています。
 機能性便秘は、腸管運動機能に関する便秘と直腸肛門部の排泄機能に関する便秘と大きく2つに分類されます。腸管運動機能に関する便秘は、さらに弛緩性便秘(大腸の緊張と大腸の運動の低下)、痙攣性便秘(過緊張による)および続発性便秘(他の基礎疾患による、別の病気)の3つに分類されます。一方、直腸肛門部の排泄機能に関する便秘は、骨盤底臓器脱に関連する便秘、痙攣性肛門挙筋症候群による排便困難、痔疾患などに関連する便秘の3つのタイプに分類することができます。
 これらの便秘の種類の判別では、腸管運動による便秘かあるいは直腸性の便秘かを鑑別することが重要となります。腹部の所見では、腹部膨満感の程度と、腹部膨満感がガスによるものか便によるものかを見分けることが重要となります。一方、直腸肛門部の所見では、狭窄や腫瘤などの器質的疾患や痔の有無、直腸内の糞便塊の状態、直腸脱や直腸瘤の有無、いきみによる骨盤下垂の程度を評価することになります。
 以上が、便秘の定義と便秘の医学的な種類となります。その他、便秘の種類としては、原因のはっきりしないものは、常習性便秘とも呼ばれることがあります。このように、一口に便秘といっても、便秘にはいろいろな種類の便秘がございます。

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